アニソン歌手はJ-POPへ転向すべきではない?
2008/02/02 Sat
2008-01-31 アキバ経済新聞の記事で、A-POP提唱者である金杉肇 氏へのインタビューが掲載されています。
金杉 氏によれば、A-POPとは、「TV、PCを問わず日本で1番たくさんのモニターがディスプレーされてる街(秋葉原)で、ここから流れてくる音楽」のことらしいです。A-POPの"A"は、アニメとアキバの"A"。J-POPが日本のPOPとして国境を引いているのに対し、A-POPには国境がなく、スピリッツさえあれば、どこの国の歌手が歌ってもA-POPになるとのこと。
A-POPを提唱した動機については、「(業界や歌手のなかには)J-POPにコンプレックスを持ってる人たちが多かったんですよね。いまでは大分意識が変わってきたと思いますが、そういう意識とか空気を変えていきたいなぁ」という思いがあった、と金杉 氏は語っています。
また、金杉 氏は、A-POPからJ-POPへ転向しようとするアーティストについて、次のように批判しています。
アニメ主題歌の次はJ-POPに行ってしまおうとする人たちがいて、『それってどうなの?』って僕は思います。『美少女ゲーム歌って、アニメ歌ったけど、最終的にはJ-POPのシステムに回収されちゃうの?君らは?』と。そうじゃなくて、これまで応援してくれたファンや業界のために、A-POPとして拡張していこうよっていうスタンス、志をもって欲しいと思いました。アニソンやゲームの主題歌、声優さんのCD、ストリート、同人CDも含めて、J-POPの既存のシステムを使わずに、せっかくここまで多くのアーティスト、マーケットが育ってきているわけですし……
確かに、A-POPというブランドに誇りを持っている金杉 氏の心情は察せますし、いちアニメファンとしても残念な風潮だと思います。しかし、A-POPからJ-POPへ転向しようとする歌手たちは、もともとJ-POPで歌いたかったか、あるいはセールス的な理由による妥協でA-POPを歌っていた人達でしょう。とすると、彼ら・彼女らにチャンスさえあれば、より市場の大きいJ-POPへ転向しようとするのは自然の流れであって、非難すべきことではないと思います。
ただ、A-POPで売れたからといってJ-POPに転向した結果、成功するかといえば、かなり難しいものがありますけれども。
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