YouTube・ニコニコ動画が適法化されるかも?
2008/02/02 Sat
2008/02/01 マイコミジャーナルによれば、政府の知的財産戦略本部 コンテンツ・日本ブランド調査会 コンンテンツ企画ワーキンググループ(WG)が、2月1日の第4回会合において、"ニコニコ動画"や"YouTube"などの動画投稿サイトの"適法化"を推進する方針を示したそうです。
(事務局提示案)1.サービス事業者と権利者との包括的な契約を促進
2.サービス事業者が提供する技術的手段によるフィルタリングを活用し、違法コンテンツの排除と適法利用のための許諾の効率化への取り組みを促進
3.サービス事業者の法的責任を明確にするため、著作権侵害として差止請求の対象となる範囲を法律上明確にすることを検討
動画共有サイトの人気が沸騰してから数年、ようやく政府も重い腰を上げたのですね。
インターネットの流通により、個人の1次的・2次的創作が活発に行われている現状、既存の著作権法では対処しきれなくなっています。それゆえ、著作権侵害の非親告罪化や補償金問題などが取り沙汰されているわけですが、これらはその内容自体に欠陥を抱える改悪です。今回のWGが掲げる方針は、権利者と利用者の利益の妥協点を探る意味で、極めて現実的なテーマを設定していると評価できると思います。
【この記事に関連するトラコミュ】
【ニコニコ動画 著作権の意味が理解できないニコ厨へ】の反論
2008/02/02 Sat
2008年02月02日 03:48:27、ニコニコ動画に次の動画が投稿されました。これは、「著作権侵害の非親告罪化は正当である」という趣旨の動画です。UP主のコメントによれば、「反論もできず、見苦しい言い訳をするニコ厨房が頭に浮かぶ」とのこと。
(UP主が著作権侵害の非親告罪化を正当とする理由の要約)■著作権を侵害しているコンテンツが、P2Pや動画共有サイトで出回ると、事実上の回収不能に陥る。
■被害者であるはずの権利者が、自ら著作権侵害を摘発するのは不条理。
■著作物の宣伝は、権利者側の営業力の範囲で行うものであるから、著作権侵害コンテンツによって宣伝効果が上がるという理屈は通らない。
■親告罪であることを利用し、著作権侵害コンテンツを逆手に取って宣伝する権利者の行為は、筋が通らない。不正利用を見逃しつつ、切りのよいところで削除するのは「汚い」利用である。
さて以下では、この批判すべき点の多い主張に対し、徹底的に反論していきます。
【海外】違法アニメファイルの利用者氏名開示請求につき勝訴
2008/01/30 Wed
2008年01月29日 アニメ!アニメ!の記事によれば、シンガポールにおいて、オデックスが現地大手ISP Pacnetに対して違法アニメファイルの利用者氏名開示を求めていた件につき、オデックス側が一審の判決を覆し、氏名開示請求を勝ち取ったそうです。その詳細は、元ネタ記事参照。
こうした取り締まりの結果、低迷しているアニメDVDの売り上げが依然の水準に戻るかどうか。興味深いところですね。
ネットの現状に合わない著作権法 -法学者、漫画家らが語る-
2008/01/29 Tue
2008年01月28日 08時02分 更新 ITmedia Newsによれば、1月25日、早稲田大学デジタル・ソサエティ研究所が都内で、「ネットの現状に合わない現行著作権法をどう変えればいいのか」についてシンポジウムを開催したそうです。ここで議論された内容は、アニメや漫画などのサブカルチャーに深く係わる内容です。法学者の他、有名漫画家らが参加しています。
>>著作権法にはクリエイターを守る規定がほとんどない。それに手を付けずに権利を主張するのは、旧来のメディア企業が利益を守ろうとイチャモンをつけているようにしか見えない(法政大学准教授 白田秀彰 氏の発言)
というか、無いに等しいですね^^;
今のところ、著作権による保護を無闇に主張するのは、企業ばかりです。彼らはそうした主張のなかで、「著作者の保護」を口にしますが、著作者の権利や利益を一番蹂躙しているのは、実は彼ら自身なんですよね……。
【Open Post】合法的に二次創作を投稿できるサイト
2008/01/26 Sat
アニメ!アニメ!において、日本動画協会が2007年11月に開始したOpen Postについて、同協会 事業委員会 委員長の清水義裕 氏へのインタビュー特集記事が掲載されました。
Open Postとは、既存の人気キャラクターと新しい才能とのコラボレーションを目指し、著作権者の合意のもと、合法的に二次創作物を投稿できる企画サイトです。現在では、手塚プロダクションが管理する著作物を中心に、二次創作が募集されています。
インタビュー記事によれば、Open Postの切欠は、以下2つの疑問にあるようです。第一に、一つのプロダクションで、いつまで最高のコンテンツを提供し続けられるか、という疑問。第二に、ファンサイトにおいて著作権者の許可なくアップされている二次創作物を、単純に著作権違反だからという理由で取り締まることに対する疑問。そうした疑問から導かれた結果として、ライセンサーとクリエイターのWin-Winの関係を目指すOpen Postが開始されたそうです。
キャラクター等の権利関係の複雑さゆえに、Open Postの対象作品は未だ少ないようですが、「これまで法的にグレーゾーンであった二次創作が、限定的とはいえ合法化される」というのは大変意義深いことだと思います。